自主性が育つ子どもの暮らし空間。勉強と遊びと。

前回のブログ「ちょっと変わった賃貸マンション選び」では、賃貸マンションの引っ越しに際して今のマンションを選んだ経緯を書きましたが、その続編ともいいますか、元となった考え方に関して書きます。


我が家には4人の子どもたちがいます。小学三年生~生まれたてほやほやの0歳まで。私の一番の関心事といったら、この子たちを育て上げること。

では、どういう子たちに育てたいか。いくつかあるのですが、その一つが

「自主的に行動できるようになる」

ということ。
過保護になって、何でも準備してあげてレールをひいてあげては、自主性が育たない。かといって放任すぎもいけないと思う。

では、どうすれば自主性が育つか!?

1.物事に対して興味や疑問を持つ

2.興味や疑問に思ったことを行動できるような環境を整える

3.質の高い環境にする

4.親は見守る


そのための具体的な空間作りが以下に書いてあります。


①リビングに本棚

子どもたちが何をしようかなーと思ったときに、目に飛び込んでくるところに本棚があります。
本棚には、デザイン性の高い本を置いたり、調べものができるように国語辞典や図鑑を置いたり。


今までの家は、大人用の本棚はあったものの、子ども用の本は分散しておいていました。そして、子ども用の本のための十分なスペースを確保できずにいました。だから、引っ越してどうしても作りたかったのが子ども用の本棚。

小学生なら、意味が分からない言葉があったときに、すぐに国語辞典を引ける。

遊びや興味の一つとしての本の世界が身近なものになる。

疑問に思ったときの答えやヒントが本棚に詰まっていることを知っていく。

こんなことがリビングの本棚が叶えてくれます。

ちなみに、マンガはこちらの本棚からは撤退させました。別の部屋の箱の中がマンガの収納場所です。使用頻度を低くする作戦です。


②リビングにキッズスペース

子ども部屋を別に設定するのではなく、同じ空間の中におもちゃスペースを作りました。

これにも理由があります。多くの家庭を見てきて、やはり子どもたちの居場所はリビングなので、おもちゃをリビングに持ってきて使うことが多いようです。場合によっては、使用頻度の高いおもちゃのみリビングに置いて残りのおもちゃは子ども部屋へというパターンが多いですが、これだとおもちゃも一部しか活かされません。こんな理由からリビングにおもちゃを置いてキッズスペースにするのが良いと思います。

インテリア性を考えると、できればリビングの一角をおもちゃスペースにして区切ると良いと思います。我が家はソファーで区切っていますが、ラグを変えたり棚を置いたりなどいろいろな区切り方があります。おもちゃスペースを区切ることによって、遊ぶ空間も広がらずに済むというメリットもあります。



③ホワイトボード


noteに「子育てファシリテーション」というものを書いているのですが、子どもたちの頭を整理したり、自主性を促したり、視覚することによって理解するのに役立つのがホワイトボードです。


家の中心にホワイトボードを置いています。具体的な使い方は以下のとおり。

1.家族会議のときの板書

2.プロセスを視覚化(明日の予定・朝することなど。)

3.漢字クイズ

4.生活の中で算数をするとき(5個200円のパンを買ってきたときに、一ついくらか?など)

5.お絵かき

6.メッセージ

大き目のホワイトボードの設置をお勧めします。我が家は新しい家ではIKEAのものを買いました。

もう一つ買い足そうかな。


④勉強する場所

リビング学習を基本としていますが、自分が学生時代に一番勉強か捗った場所はどこだったかというと、図書館でした。なので、リビングの中でもフリーアドレス制をとっています。ダイニングテーブルで勉強しても良いし、ローテーブルでもOK。一人になりたければ寝室にローテーブルを持っていってもOK。何も置いていないミニデスクを使ってもOK。気分で好きな場所で勉強できるようにしています。
私の仕事も同じスタイル。私の仕事では、カウンターにボックスを置いて、スタンディングデスクも取り入れています!



④モデルルームのようなきれいさではなく、整理されたモノたち

最近はとてもキレイなモデルルームのように何もない家をSNSでも良く見かけます。私もホテルライクな生活を目指そうかと思ったこともありました。

だけれども、子どもたちが試験前だったら何もないきれいな空間での勉強は捗るかもしれませんが、自主性を育てるには様々なことに興味を持って、その興味にヒントを与えてくれる空間。だから、本は出して見えるようにしなければならないし、おもちゃも工作の道具も見えるようにしておいてあげたい。そんな空間作りをしています。

だけれども、モノは整理されている必要があります。使いたいときにすぐに使える状態にしておいてあげる。大きなボックスに何でもかんでも放りこんで蓋をしてしまったら、結局ほとんど使われないで終わってしまう。目に見える整理されたモノたちが、子どもたちの興味関心を伸ばしてくれるのです。


こんな考えで我が家の子どものスペースは成り立っています。ただ、これは我が家の9歳~0歳の場合。もう少し大きくなったら、また、変化させていく予定です。


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