出産レポ ソフロロジー・フリースタイルで出産!

【今までの出産】

第一子:男の子 3820g 2008年出産 

             @都立府中病院

第二子:女の子 3210g 2010年出産 

             @矢島助産院 国分寺

第三子:女の子 3280g 2013年出産 

             @矢島助産院 国分寺

第四子:男の子 3198g 2016年11月18日出産(今回)@広尾 日赤医療センター

【時系列 出産レポ】

第四子の出産時間4時間、会陰切開なし。自分の手で赤ちゃんを取り上げることができた出産レポを時系列で、記録に残しておきます。


11月17日(木)

午前中 

検診・子宮口3cmちょっと。柔らかくなっているのでいつ陣痛が来てもおかしくないとのこと。

病院から1kmくらいの行きたかったカフェに行って一人時間をゆっくりし、そこからまた1kmくらい歩いて渋谷に行き、ぶらぶらとしてから帰宅。

到着していた生協の荷物を家に入れて、急いで保育園2カ所のお迎え。夕食を作って、子どもたちとお風呂に入り、食器を洗っていたところ、、、

20:15 

破水 チョロチョロと。わぁぁ、これは破水だ!と実家と主人に連絡。第2子も破水からだったので、まだ陣痛はすぐには来ないよなぁと、病院への連絡はちょっと待つことに。(ホントはすぐに連絡しなければいけませんよー。)

次の日長男の学校の遠足なので、お弁当を作っておかないとー。えーと、洗濯ものだけは終わらせたいー。などなどの理由で、病院にすぐに電話をして、来てくださいとなっては困ったので。。。

洗濯も終わり、まだまだ陣痛の気配もないし、もう一回洗濯機を回して、少し休もうとお布団に入ったものの破水がチョロチョロ、時々多めとなかなか眠れず。

11月18日

0:25 

病院にTEL すぐに来てくださいとのことでした。

1:00 

タクシーにて病院到着。子どもたちは寝ていたし、長男は遠足を楽しみにしていたので、連れてはいかず一人で病院へ。陣痛の気配はまだまだなし。なので、タクシーでも、なんだかゆったりー。

病院に到着して、救急窓口で20分くらい待ったかな?身体は元気なのだけれど破水しているので、車いすで産科病棟へ移動。

3:00 

モニターを付けたり、内診したりを2時間くらい。この時点で昼間と同じ子宮口3㎝ちょっと。陣痛気配は全然なしー。モニターずーっと付けてたなぁ。途中でジャーっと何回も破水。


3:30 

こちらのお部屋でいつ来るかわからない陣痛を待つことに。やはり、破水が時々ジャーっと来るので、眠れず。

8:00 

朝ごはん

11:00 

痛みが来る。陣痛アプリで計ると、ほぼ10分間隔。最初からかなり強めの痛み。ソフロロジーのCDの内容を思い出して、痛みが来たときに呼吸をしながら腰をさすって心を落ち着ける。

12:00 

昼食


陣痛の合間にこちらを頂く。完食~!!この頃の陣痛は食べていられないほどの痛みになってきたー。一人でいるのに少々不安を感じていると、助産師さんが来て、「モニターつけましょうか?」

モニターを持ってきてもらうまでの時間が長ーい!

13:00 

モニターをつけ、陣痛を確認

13:30 

分娩室へ移動(日赤では分娩室と陣痛室が同じなのです。)

分娩室にて

分娩台兼ベッドには乗りたくなかったので、床にマットをひくことに。畳のようにしたかったので、部屋にあったマットにプラスしてもう一枚持ってきてもらう。

ソフロロジーのCDをかけてもらえると書いてあったので、助産師さんにお願いする。かけてもらったCDが音声なしの音楽のみだったので、来た助産師さん何人かに、外来のときに借りた音声ガイド付きのCDにしてほしいと言うも、最終的には「あのCDは3Fにしかないのでー。」と断られる。。。ここ5Fじゃん。音声付きがいいよぉーと思ったが気持ちを入れ替えて!

モニターを付けて、産後の出血が多かったときにすぐに点滴できるようにと点滴の管の針を刺した状態にされる。あー、こんな状態じゃ、リラックスできないなぁと思いながらも、また、気持ちを入れ替えて! 助産師さんに聞くと、モニター付けたまま動いても良いとのことだったので、スクワットなどを行う。陣痛が来たときは、腰からお尻までをさすって自分で逃す。途中から母にさすってもらうのを手伝ってもらう。やっぱりこれくらいの段階では、病院では助産師さんはさすってくれたりはしないのね。

15:00 

陣痛5分間隔 「バランスボールってどう使うんですか?」と助産師さんに尋ねると、使い方を教えてくれる。ベッドの取ってをつかみ、バランスボールに乗って脚は開く。陣痛が来たときに、横に揺れる。これは!!! 陣痛の痛みが和らぐー!!!

とはいうものの、そんなに長時間乗ってもいられないので、ベッドに横たわってみますか?と言われる。横たわる直前に、そーいえば昼食をもどしてしまいました。毎回陣痛中はもどすなぁ。特に今回は天ぷらだったしなぁ。横たわったものの、私はやっぱり寝っ転がって陣痛を乗り越えるのは、力が入ってしまい無理!

16:00 

やっと内診。子宮口7㎝。うーん、まだ7㎝かぁ。
そして、トイレへ。
トイレから出ると、陣痛さん、かなり激しくなってきました。動けない~!!!!
何とか分娩台兼ベッドに乗って、横は無理なので、バランスボールを使って四つん這いへ
うん、うん、こっちのほうがいい。だけど、陣痛さん、かなり来てますー!!
痛い時こそと、ソフロロジーを思い出して、寝る間際のソフロリミナルな状態へもっていく。ベビちゃんが、出ようとして頑張ってる!陣痛さんが来たときは、「ベビちゃん、頑張れー!」と自分の痛みにとらわれないようにする。それから、ソフロロジーのCDで言ってた、ベビちゃんに酸素を送ってあげよう!と呼吸に徹する。そんなこんなで、16:00すぎから、何回か、バランスボールの上で、超絶な陣痛さんを迎えたころ、何か、頭が出てきてるようなー。でも、さっき子宮口7㎝って言ってたしーと思ったら、やっぱり頭が出てきてる。いきまないで、呼吸は「ハッ、ハッ、ハッー」と助産師さんが教えてくれた。そうして何回かの陣痛を乗り越えて、頭が出てきた!それから膝立ちして、自分でベビーちゃんを取り上げました。

16:53 

胎盤取り出し

ということで、ここまではお医者さんの介入なしで出産。その後やはり、出血が多かったのでお医者さんが何人も入れ替わり来て様子を見て。。。お腹を押され、あー、後陣痛がやっぱり痛かった。
本陣痛のときは、ベビちゃんのことばかり考えていたので、「痛い!」とはあまり言わないですんだのに、胎盤を取り出すときや後陣痛では自分事なので、何回も「痛い!」って言ってたなぁ。もちろん、比べると本陣痛のほうが痛いに決まっているのだけれど。出血は多量だったけど、前回の1/3。
フリースタイルもできたし、今回も会陰切開することなく傷も全くなし。助産院でのお産のほうが数倍良かったけど、やはりリスクを考えて、病院で自分で取り上げてお産ができたということは最良の選択だったのかなと思う。



【ソフロロジー】

ソフロロジー法とは、妊娠中からイメージトレーニングをすることで、陣痛を含めたお産全体を受け入れるという分娩方法です。
ソフロロジー法の考えには、お産は自然現象であるので、陣痛は痛くて苦しいものではなく、赤ちゃんに会えるうれしい前兆という考え方がその中心にありますので、陣痛が始まってからもリラックスできるように、妊娠8ヶ月の頃から補助動作のトレーニングをおこないます。おなかや体内の筋肉に無駄な力が入ることを防ぎ、子宮口がゆっくりと自然に開くのを促したり、体力の消耗を防いだりするために行います。

http://thebirth.main.jp/blog/2006/07/post_7.html より引用


たまたま産院でCDの貸し出しをしていたため、借りて聴いてみました。聴いたのは、臨月が入ってから毎日。臨月に入ってなかなか寝付けなかったのに、このCDを聴くと、いつの間にか寝てしまっていたのが不思議でほぼ毎日聴いていました。このCDを繰り返し聴くと、自然とリラックス状態が作れるようになるとのこと。ちょうど、NHKのためしてガッテン!で特集していた瞑想しているときの海馬が休んでいる状態に近いなぁと。あと、もう一つ。こちらもNHKの番組で「助けて!きわめびと」で合気道の達人が行っていた意識を丹田にもっていくということ。これも、何かソフロロジーの状態と共通するところがあって、これ、いいかもーと思うようになりました。

実際に、陣痛がきて一番つらいときに、この状態に近いことができたような気はしますが、何せすごい痛みなのでどこまでソフロロジーをマスターできていたのかは謎ですが。。。


【バランスボール】

今回の出産で初めてバランスボールを使いました。

①子宮口3㎝~7㎝まで 上に乗ってゆらゆらと。痛みを逃すのが少し楽になりました。

②子宮口7㎝~出産まで バランスボールの上に四つん這いになる。

こんな使い方をしましたが、私にはとてもあっていたようです。産院で用意があるのでしたら試してみるのも良いかもしれません。


【あたため】

今までのお産で、温めるということがとても大事なのだなぁと身をもって感じていたので今回も温めを意識しました。

行ったこと:出産前のレッグウォーマー、腹巻、靴下の重ね履き、下半身浴

破水時より足首の三陰交の位置と陣痛時に痛くなる位置(腰とお尻)に使い捨てカイロ

出産中も最後までレッグウォーマーと靴下の重ね履きは取らなかった。


破水からでなければ、陣痛中はお風呂に入っていたいなぁと考えていたほど温めが陣痛を和らげることを実感しています。お産をする分娩室も汗をかくほど気温を高くしてありました。


【おわりに】

毎回出産を手記として自分で残してはいたのですが、なぜ公開しようと思ったかというと、実は今回の出産の2日後の入院中に産院の両親学級でこのような内容をお話しさせていただく機会がありました。当日、助産師さんより頼まれてお話ししたのですが、十数組の出産を控えたプレママ・パパがここに書いたような私の話を興味をもって聞いてくれたので、今後出産を控えた方々のお役に立てればと思いブログに書くことにしました。


今回の出産で、強く思ったこと。それは、

わが子を自分の手で取り上げることがどんなに感動し、幸せなことなのかということ。思い出しただけでも感激し、涙がこみ上げてきます。人生のスタートである出産を母子ともに幸せなものになれば、これほど素晴らしいことはない!!

私の場合は、前回と前々回の出血が多かったので病院での出産でしたが、やはり助産院での出産は素晴らしかったなと感じています。どう素晴らしいかというと、お産のプロである助産師さんが呼吸や体勢、産前の過ごし方、産後の過ごし方など、抜群のチームワークでリードしてくれていたこと。他の助産院のことはわかりませんが、国分寺市の矢島助産院のチームワーク、傾聴力、ベクトルが仕事をこなすことではなく、良いお産に全力を尽くすことに注力している点、技術や経験、病院で産んでその良さを改めて感じました。

個人的な見解ですが、自然なお産をしたいと思っている人に少しでも参考になれば嬉しいです。




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